【ソウル聯合ニュース】ソウルの私立女子高の教員が生徒の保護者から金を受け取り、試験問題を渡した疑いが浮上し警察が捜査を始めた。
 警察庁特殊捜査課は12日午前、同女子高の50代の国語教師を自宅で逮捕した。
 これとともに警察は同校に捜査官を送り、教務室などで家宅捜索を実施。試験問題の関連資料や同教員から試験問題を受けとったとされる生徒らの成績表などを押収した。
 同教員は2012年から昨年まで6回にわたり、国語、英語、数学の中間・期末試験問題を生徒に見せ、両親から総額約2000万ウォン(201万円)を受けとった疑い(業務妨害・背任受財)。
 警察は同教員が他にも2~3人の生徒に対し、試験問題を漏えいしていたとみて、捜査を進めている。
 同教員は数学や英語など、試験問題の入手が難しい時は、該当科目の教員を生徒に紹介していたことが把握された。
 警察は逮捕された教員の他にも、生徒に出題形式や問題を伝えていた教員がいる可能性が高いとみて捜査中だ。
 警察は同教員が、国語以外の科目の試験問題をどのように入手したのか、学校側に対し調べを進める方針だ。

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