【珍島聯合ニュース】韓国の旅客船セウォル号の沈没から58日目となる12日、事故海域では行方不明者の捜索作業が続いている。しかし、8日に2人の遺体が収容されて以降、新たな不明者の発見はない。捜索現場では不明者の家族がいら立ち、潜水士との間に不協和音も生じている。
 船内の障害物が除去され新たな不明者の発見に期待がかかったが、進展はなかった。 不明者の家族の一部が民間潜水士の作業に対して不満を示すと、潜水士の一部が捜索に参加しなくなる事態も起こった。
 救助チームの関係者は、「誤解が生じたが、現在はすべて捜索作業に参加している」と伝えた。
 また一時、無人潜水装置(ROV)を投入するかや投入の時期についても、被害者家族、海洋水産部、装備業者間で立場に食い違いが出た。
 13日からは潮の流れが最も速い時期に入り、水中捜索の回数が減るため、不明者の家族のいら立ちは高まっている。
 現時点での同事故による死者は292人、不明者は12人で、救助チームは船内3階に4人、4階に8人の不明者がいると推定している。

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