【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は12日、青瓦台(大統領府)の首席秘書官(閣僚級)4人を交代する人事を行った。閔庚旭(ミン・ギョンウク)報道官が伝えた。
 大統領の国会、政党関連業務を補佐する政務首席には女性で初めて趙允旋(チョ・ユンソン)女性家族部長官が起用された。また、経済首席に与党セヌリ党の安鍾範(アン・ジョンボム)国会議員、民政首席に金英漢(キム・ヨンハン)元大検察庁(最高検)強力部(凶悪犯罪担当)長、教育文化首席に宋光ヨン(ソン・グァンヨン)元ソウル教育大学長が内定した。
 金淇春(キム・ギチュン)秘書室長は留任した。
 閔報道官は趙氏について「女性家族部長官や国会議員、党報道官を歴任し、優れた能力を発揮した」として、「国会と政党、政府にわたる幅広い経験と女性としての繊細さ、卓越したコミュニケーション力で政府と国会の懸け橋となるだろう」と期待した。
 また、首席秘書官交代の背景について「朴大統領が国家改造と経済革新3カ年計画などの重大な国政課題を推進するため」と説明した。
 朴大統領は、4月の旅客船沈没事故で政府批判が高まったことを受け、大統領府と内閣の刷新を進めている。既に首相が辞意を表明し、大統領府の国家安保室長が交代。新たな国家情報院長も内定している。 

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