ベースキャンプ地のブラジル南部イグアスに到着した洪監督=(聯合ニュース)
ベースキャンプ地のブラジル南部イグアスに到着した洪監督=(聯合ニュース)
【イグアス聯合ニュース】サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会に出場する韓国代表が、ベースキャンプ地のブラジル南部イグアスに入った。
 洪明甫(ホン・ミョンボ)監督は11日午後(現地時間)、初練習に先立って記者会見を開き、「敗北ムードはマイアミに置いてきた」と、仕切り直しへ意気込みを見せた。
 韓国代表は9日、米フロリダ州マイアミで本番前最後の強化試合としてガーナと対戦し、0-4で大敗した。先月28日のチュニジア戦でも0-1で敗れている。強化試合での連敗に士気の低下も懸念される。
 洪監督は「選手らがどのような試合をすべきか、考えは明確だったが、それができなかった。失望したのは事実」と率直に認めながらも、マイアミ出発前に気持ちを切り替えたため、敗北ムードは残っておらず、士気低下も心配する必要はないと強調した。
 ガーナ戦の敗北の原因をめぐっては、コンディション調整の失敗や司令塔の不在を指摘する意見もあるが、洪監督はこれを否定。集中力をはじめ、すべてが低下したことが原因だったと説明した。集中力を高め練習に臨むだけと言い切った。
 守備の組織力の弱体化、詳細な攻撃戦術の不備などの問題点を見つめなおす考えとみられる。ただ、ロシアとの初戦が行われるクイアバへの移動時間などを考えると、韓国に残された練習時間は5日間で、十分とはいえない。
 洪監督は「短い時間ながら集中すればチームを良い状態にもっていくには十分」とし、12~14日に実戦形式のメニューを取り入れるなど攻守の練習に集中すると説明した。初戦勝利を目指し全力を注ぐ覚悟だ。

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