【務安聯合ニュース】韓国の全羅南道立図書館は2日、日本の歴史学者の中塚明・奈良女子大名誉教授の著書2冊を翻訳し、出版したと発表した。
 中塚氏は1960年代から近代の韓日関係史を研究してきた。農民らが朝鮮王朝と朝鮮半島への侵略を進める日本軍に抵抗して起きた「東学農民運動(甲午農民戦争)」の激戦地を毎年訪れ、日本の歴史歪曲(わいきょく)を正す取り組みにまい進してきた。
 今回出版されたのは、日本人の歴史認識の根本的修正を求めた「現代日本の歴史認識 その自覚せざる欠落を問う」と日本を代表する作家、司馬遼太郎氏の「朝鮮観」と「明治栄光論」の問題点を分析し批判した「司馬遼太郎の歴史観 その『朝鮮観』と『明治栄光論』を問う」の2冊。
 図書館側は、「韓日近代史に対する正しい歴史観の確立に役立てば」と期待している。

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