【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は29日、日本との外務省局長級協議を受け、拉致問題の再調査に向けた特別調査委員会を構成すると明らかにした。
 北朝鮮の朝鮮中央通信は同日、北朝鮮が特別調査委員会による包括的な調査を開始すると同時に、「日本は人的往来の規制など共和国(北朝鮮)を対象に実施している特別な規制措置を解除し、人道主義目的の共和国国籍船舶の日本入港禁止措置を解除することにした」と明らかにした。
 また、「日本人の遺骨処理とともに、生存者が発見された場合は帰国させる方向で協議し、必要な措置を取ることにした」と強調した。
 さらに、調査を迅速に進め、問題が生じた場合は日本側と協議を継続するとした。
 日朝は2008年8月の合意に基づき、北朝鮮が特別調査委を構成して拉致問題を再調査すると同時に、日本は対北朝鮮制裁を解除する方針であるものと受け止められる。
 安倍晋三首相も29日午後、日朝局長級協議を受け北朝鮮が日本人拉致被害者と拉致の可能性が排除できない特定失踪者について、全面的な調査をすると約束したと明らかにした。

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