【ソウル聯合ニュース】韓国で輸入車を販売する企業が販売目標を相次いで上方修正している。輸入車人気の高まりを受け、より攻撃的なマーケティングで韓国内でのシェアを高める戦略だ。
 ゼネラル・モーターズ(GM)の高級車ブランド「キャデラック」を輸入販売するGMコリアは釜山モーターショーで29日、新車発売と全国販売網の拡充により、今後10年以内に輸入車市場でキャデラックのシェアを10%まで引き上げると発表した。
 韓国GMのセルジオ・ロシャ社長はキャデラックについて、シボレーとともにGMがグローバル市場をターゲットにし、成長を目指す中心ブランドと説明。「品質と販売網強化のため攻撃的な変化を試みる」と述べた。
 日産自動車の高級ブランド「インフィニティ」も同日、今年の年間販売目標を従来の1500台から2倍の3000台に引き上げたと発表した。
 2月に韓国で発売された「Q50」が4月末までに656台売れ、現在の予約待ちの顧客が600人に達するなど、人気を呼んでいるため。
 目標達成のために俳優イ・ソジンをブランド広報大使に任命し、今回の釜山モーターショーでブランドの知名度アップを本格的に進める方針だ。
 メルセデス・ベンツ・コリアも釜山モーターショーで、新型「Cクラス」でBMWに先んじることができると確信すると述べた。同社は年末までの新型「Cクラス」の目標販売台数を3500~4000台だとした。新型「Cクラス」は2007年から7年ぶりにフルモデルチェンジし、来月から正式販売される。
 韓国市場での輸入車のシェアは急速に拡大している。韓国輸入自動車協会によると、輸入車は4月だけで1万6712台が売れ、3月(1万5733台)に続き過去最多記録を更新。このままの勢いが続けば、今年の輸入車のシェアは昨年の12.7%を超え15%台を記録すると予想される。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0