【ソウル聯合ニュース】韓国の次期首相に指名された安大熙(アン・デヒ)元最高裁判事が28日、ソウル市内の政府庁舎で記者会見し、辞退を表明した。朴槿恵(パク・クネ)大統領が22日に指名してからわずか1週間での辞退となった。
 安氏は「さまざまな不足のある私がこれ以上、首相候補にとどまることは現政権の負担になるだけでなく、支えてくれる家族らが苦しむ姿を見るのが耐えられない」と辞退の理由を説明した。また、「私を信じて候補に指名した大統領に申し訳ない」と述べた。
 安氏をめぐっては、2012年に最高裁判事を退任した後、弁護士事務所を開設したが、年収が11億ウォン(約1億1000万円)増えたことが判明。安氏は11億ウォンを社会に寄付すると表明していた。

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