【ソウル聯合ニュース】沈没した旅客船セウォル号の運航会社、清海鎮海運の実質的なオーナーとされる兪炳彦(ユ・ビョンオン)容疑者一家の不正について捜査中の仁川地検特別捜査チームが26日夜、兪容疑者の側近で医大教授のイ・ジェウク容疑者を逮捕し、取り調べを行っていることが27日、分かった。横領容疑などで指名手配中の兪容疑者の逃亡を手助けした疑いが持たれている。
 イ容疑者は、兪容疑者が創設したキリスト教系新興教団の施設「クムス院」の内部が18日にメディアに公開された際に記者会見を主導した人物。
 「セウォル号沈没事故発生から約1週間後にクムス院で兪氏と最後に会った」と述べ、兪容疑者が同施設に滞在したことを認める発言もしている。
 これに先立ち、25日には兪容疑者に逃亡の際に必要な物品や架空名義の携帯電話を渡した疑いで同教団の信者4人が逮捕された。
 検察は教団が組織ぐるみで兪容疑者の逃亡を手助けしているとみている。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0