【珍島聯合ニュース】韓国の旅客船セウォル号の沈没から40日目を迎えたが、まだ16人の行方が分かっていない状況だ。合同救助チームは25日、約100人の潜水士を投入して捜索を進める計画だが、事故海域の天候が悪化しており、捜索作業は難航しそうだ。
 救助チームは24日にも行方不明者が残っているとみられる船内3階と4階を集中的に捜索する予定だったが、潮の流れが予想より速かったため捜索が行われたのは1回のみ。21日に女性1人の遺体を発見して以降、新たに見つかった不明者はいない。
 潮流が穏やかな「小潮」の時期ですら捜索が難航したのは、不明者の所在を把握するのが容易ではない上、予想を上回る潮の速さ、船体崩壊の恐れ、障害物などが捜索活動を妨げているためだ。
 さらに珍島海域の天候悪化は26日午前まで続くと予想されており、捜索はさらに難航が予想される。気象庁によると25日午前現在の風速は8~13メートル、波の高さは1.5~2メートルで、午後にはさらに風や波が強まるとみられる。26日午前までに事故海域では突風と雷を伴う雨が30~50ミリ降ると予想される。
 救助チームは3階に6人、4階に9人、5階に1人の不明者がいると推定しているが捜索はしばらくの間、難航しそうだ。

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