【ソウル聯合ニュース】フルハイビジョン(HD)の約4倍の解像度を持つ4Kテレビの欧州におけるシェア争いで、サムスン電子がソニーの4倍を占めた。
 米調査会社ディスプレイサーチが25日までにまとめた報告書によると、今年1~3月期、欧州の4Kテレビ市場でサムスン電子のシェア(売上高基準)は60.2%を記録した。ソニー(13.6%)の4.4倍となった。 
 昨年の4~6月期には同地域におけるソニーのシェア(52.4%)はサムスン電子(11.5%)の4.5倍以上だった。シェアの差は昨年7~9月期に4ポイント以内となり、10~12月期にはサムスンが逆転に成功した。今年1~3月期にはサムスンが逆に差を46ポイント以上に広げた。
 北米の4Kテレビ市場では今年1~3月期、サムスン電子のシェアが47.4%でソニー(23.7%)の2倍となった。
 業界のある関係者は、「欧州と北米は同じプレミアム市場で性格が似ているが、欧州の方がデザインを重視する傾向がより強い」とした上で、「今年初めはサムスンの曲面型4Kテレビの反応が良かったが、2社のシェアの推移はさらに観察する必要がある」と評価した。
 4Kテレビの全体のシェアでは今年1~3月期、サムスン(21.6%)がソニー(9.8%)に対し、2倍以上の差をつけた。
 だが昨年まで4Kテレビ世界1位を自負してきたソニーは最近、新モデルを8種も投じるなど、大々的な反撃に出ている。価格も49インチ32万円から85インチ200万円まで多様だ。

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