【ソウル聯合ニュース】韓国の資産は約1京630兆ウォン(約1060兆円)で国内総生産(GDP)の7.7倍に当たることが14日、分かった。
 韓国銀行(中央銀行)と統計庁は同日、国民勘定統計の国際基準に合わせ初めて国民貸借対照表を作成し公表した。それによると、韓国の資産を示す国民純資産(財産-負債)は1京630兆6000億ウォン。前年比464兆6000億ウォン増加した。国民1人当たり2億1259万ウォンの計算となる。
 このうち個人および非営利団体の資産保有規模を購買力平価で換算すると1世帯(4人家族基準)当たり約57万ドル(5823万円)で米国の63%、日本の82%水準に達する。
 資本生産性を示す資本サービス物量増加率は1980年代に11.4%だったが、アジア通貨危機やリーマン・ショックを経て大きく落ち込み2012年には4.0%になった。
 資産有形別では土地が5604兆8億ウォンで全体の52.7%を占めた。次いで、建設資産(3852兆5000億ウォン、36.2%)、設備資産(660兆ウォン、6.2%)、在庫資産(314兆2000億ウォン、3.0%)、知識財産生産物(252兆7000億ウォン、2.4%)の順。
 12年末基準の韓国の国民純資産はGDPの7.7倍でオーストラリア(5.9倍)、カナダ(3.5倍)、フランス(6.7倍)、日本(6.4倍)などの主要国より高かった。
 韓銀は国によって土地の時価評価方法や基準が違うため一律に比較するのは難しいが、理解しやすいように比較したと説明した。
 実際に、韓国の土地資産は非金融資産の52.2%に達しGDPの4.1倍となる。これは日本、オーストラリア、フランス(2.4~2.8倍)、カナダ(1.3倍)などに比べ極めて高い水準だ。

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