【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が30日発表した3月の産業活動動向によると、鉱工業生産は輸出好調を追い風に前月比0.9%増加した。昨年10~12月の増加から今年は2か月連続のマイナスだったが、3月はプラスに転じた。
 サービス業(0.1%増)と小売販売(1.6%増)、設備投資(1.5%増)もそろって増加した。2月(1.3%減)はマイナスだった全産業の生産も前月比0.4%の増加となった。
 現在の景気状況を示す一致指数の循環変動値は前月比横ばい、今後の景気を予測する先行指数は0.3ポイント下落した。
 鉱工業生産のうち、製造業生産はその他運送装備(10.3%減)、機械装備(4.7%減)などで減少したが、半導体および部品(5.1%増)、自動車(5.0%増)などが増え、前月比0.9%増となった。
 製品出荷も、その他運送装備(11.5%減)、機械装備(2.5%減)などで減少したが、石油精製(9.7%増)、金属加工(9.6%増)などが増加し、前月比1.3%増えた。
 国内向け出荷は前月比0.6%増、海外向け出荷は同2.2%増加した。
 製品在庫は前月より2.0%増えた。石油精製(4.1%減)、電気装備(4.0%減)などで減少し、半導体および部品(5.9%増)、自動車(6.7%増)などで増えた。
 サービス業生産は宿泊・飲食店(2.4%増)や卸小売業(0.7%増)などで増え、前月比0.1%増加した。
 設備投資は航空機や船舶などその他運送装備(9.4%増)で増加し、前月比1.5%増えた。前年同月比では7.4%増。
 建設受注は機械設置、発電・通信などで減り、前年同月比13.0%減少した。
 統計庁関係者は「建設業を除き、ほとんどの分野で指標が改善し、全産業の生産がプラスに転じた。特に鉱工業生産の場合、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)や自動車などの輸出好調が増加をけん引した」と分析した。

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