【木浦・仁川聯合ニュース】韓国南西部、珍島沖の旅客船「セウォル号」沈没事故から14日目の29日、合同捜査本部と事故対策本部で正確な乗務員名簿を作成できていないことが分かった。このため乗員乗客の生死を正確に確認できず、捜索に支障をきたしているとの批判が上がっている。
 聯合ニュースの取材の結果、検察と海洋警察の合同捜査本部が把握している乗務員名簿では船会社が雇用したアルバイトの一部が、搭乗者476人には入っているが、乗務員に分類されていないことが明らかになった。
 合同捜査本部と事故対策本部が把握していた同船の乗務員は29人だった。このうち20人は生存が確認され、残りの9人は安否が不明だ。
 だが仁川市などによれば、その他にも4人の乗務員が同船に搭乗していたことが確認された。4人は船会社に雇用されたアルバイトとして同船に搭乗した。
 このため同船に搭乗していた乗務員は29人ではなく、33人となる。4人のアルバイトのうち、2人は救助され治療を受けているが、1人は死亡が確認され、1人は行方不明となっている。
 セウォル号の運航会社、清海鎮海運とは連絡が取れない状況だ。

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