【ソウル聯合ニュース】韓国南西部の珍島沖で16日に発生した旅客船「セウォル号」沈没事故の影響により、朴槿恵(パク・クネ)大統領と与党セヌリ党の支持率が下がり、最大野党、新政治民主連合の支持率は小幅に上昇したことが28日、分かった。
 世論調査会社のリアルメーターが全国の19歳以上の有権者2520人を対象に21~25日に実施した週間定例世論調査によると、セヌリ党の支持率は1週間前の53.4%から48.7%に下落した。同期間、新政治民主連合の支持率は26.9%から28.1%に上がった。同党の支持率は発足後から6週連続下落していたが、初めて上昇に転じた。
 朴大統領の支持率は57.9%となり、1週間前の64.7%より下落した。同社は朴大統領の支持率が珍島訪問直後の18日には71%まで上昇したと発表している。
 朴大統領に対する否定的な評価は6.6ポイント上昇した33.8%となった。
 同社は「セウォル号の事故収拾が長期化し、政府の危機管理能力に対する国民の不満が高まり、(朴大統領と与党に対する)支持率が下落した」と説明した。

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