潜水鐘(ダイビング・ベル)の点検中
潜水鐘(ダイビング・ベル)の点検中
セウォル号事故不明者の救助 • 捜索作業が 11日目となる。

 26日午前の現場海域は、風速 7.6m/秒、波の高さは 1mほどで徐々に激しくなっており、午後からは雨風の予報が出ていて、救助と捜索作業がさらに難航する見込み。また潮の流れが遅くなる小潮期が終わり、潮流も早くなっている上、午後には風浪に関する注意報や警報も発表される可能性が高い。

 民官軍の合同救助チームは 26日、乗客が多くいると予想される3階中央部と4階船尾側の捜索に集中する。25日には民間支援潜水士 12人が現場海域に投入されたものの、不明者収拾など成果をあげるができなかった。また水中救助作業器具の一つである潜水鐘(ダイビング・ベル)の投入が失敗し、気象も徐々に悪化するなど不明者家族たちのいらだちは高まっている。

 潜水鐘の設置に携わっていたアルファ潜水技術公社側は、26日早朝までバージ船固定とガイドライン設置などができず、潜水鐘の投入はできていない状態。午前7時から再び投入作業に入る予定で成功可否は不明。

 また夜通し救助・捜索支援のために使われた照明弾が、26日午前3時ごろ東巨次島に落ちて山火事を起こした。これに対し山林庁はヘリ2台と珍島郡の公務員、義勇消防隊員を動員して鎮火作業を行なったが、山が険しく風も強かったため困難を極めた。

 一方、セウォル号不明者捜索では2人の遺体が確認され、死者は187名に増えた。

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