【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は24日、北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会が前日に送付してきた「公開質問状」について、「従来の立場を繰り返した内容のため、いちいち対応する必要を感じない」と述べた。
 北朝鮮は10項目の公開質問状で、軍事訓練中止や2010年の韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件を受けた対北朝鮮制裁措置の解除などを求めたという。
 また、韓国政府が進める南北軍事境界線に近い非武装地帯(DMZ)での世界平和公園の造成計画を批判。さらに「西海(黄海)5島地域を平和水域にすることの方がもっと切実な問題」と主張した。
 これについて統一部当局者は「意に介さずに(世界平和公園に関連する)準備を続ける」と述べた。また、黄海を平和水域にするという2007年の南北首脳宣言(10・4宣言)について基本的に尊重するとした上で、「履行に向けた南北間の具体的合意が必要だが、合意していないため履行できない」とした。

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