【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は24日、1~3月期の実質国内総生産(GDP、速報値)が前期比0.9%成長したと発表した。
 成長率は昨年10~12月期と同じ。8期連続で0%台にとどまった後、昨年4~6月期が1.0%、7~9月期が1.1%に拡大したが、続く2期は連続で0.9%だった。
 前年同期比では3.9%成長となり、2011年1~3月期(4.9%増)以来、3年ぶりの高い伸びを記録した。
 今年1~3月期は、輸出の増加が続いている上、建設と知的財産生産物の投資が大幅に増加したことが追い風となった。
 前期比でみると、建設投資は住居用建物の建設が好調で、前期(5.2%減)のマイナスから4.8%の増加に転じた。知的財産生産物投資も民間部門の研究・開発(R&D)投資を中心に7.5%伸びた。
 輸出は電機・電子機器や石油製品などを中心に1.7%増加した。輸入は機械類や化学製品などが減り0.5%の減少。
 一方、民間消費は自動車をはじめとする耐久財とサービス消費が増えたものの、前期(0.6%増)より鈍化し0.3%増にとどまった。設備投資は機械類が振るわず1.3%減少し、5期ぶりのマイナスに転じた。
 経済活動別では製造業が2.1%、建設業が1.4%、それぞれ増加した。サービス業も0.6%の増加。その半面、電気・ガス・水道業は4.5%、農林漁業も4.3%減少した。
 1~3月期の実質国内総所得(GDI)は前期比0.7%増加した。交易条件が小幅悪化したために、前期(0.8%)に比べ鈍化した。
 韓国銀行は1~3月期のGDP成長率はおおむね予想した範囲内と評価した。

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