取材陣の質問に答える操舵手(左)と船長(右)
取材陣の質問に答える操舵手(左)と船長(右)
沈没した韓国旅客船「セウォル号」で乗客の救助を行わずに脱出した容疑などで拘束されたイ・ジュンソク船長(69歳)と操舵手のチョさん(55歳)が、取材陣の質問に答えた。


-船が浸水し始めた時、どこにいましたか?
船長:(沈黙)

-船員たちには脱出命令を出したのに、乗客にはなぜ船にとどまるように言ったのですか?
船長:船から出るように言いました。

-船内放送では客室にいるように案内されていたようですが
船長:まだ救助船も来ていなくて、水温も低く水が冷たかったからです。

-それなのに先に脱出したんですか?
船長:いいえ。

-容疑は認めますか?
船長:認める部分もありますが…とにかくお騒がせしてしまい国民の皆さんに申し訳ありません。またご家族の皆さんには深くお詫び致します。

-容疑は認められないということですか?
船長:いいえ。

-船内の全ての人に脱出命令は出したということですか?
船長:はい。

-船内放送ではずっと客室から出ないようにと案内されていたようですが
船長:それは救助船が到着する前のことです。

-船がかなり傾いていたのにですか?
船長:その時は潮流がとても早くて、水温も低く…もし救命胴衣を着用せずに脱出することになればパニックになると思いました。救助船も到着しておらず、周囲には人命救助してもらえるような漁船などがなかったからです。

-異常の兆候を最初に申告したのはいつごろですか?
船長:一瞬のうちに異常の兆候があり…9時50分ごろいや8時50分ごろに申告しました。

-それ以前には兆候は何もなかったんですか?
船長:はい。

-当時どこにいたんですか?
船長:航路指示してしばらく寝室に行って来ました。応急措置してしばらく寝室にいました。

-その時お酒を飲んでいたと聞いていますが
船長:いいえ。

-操舵機を大きく回しすぎたのでは?
操舵手:いいえ。

-いつもどおり操舵していたのですか?
操舵手:はい。

-操舵していて異変を感じましたか?
操舵手:いつもより大きく回った。

-間違ったのでは?
操舵手:私が間違った部分もありますが、舵が早く回ったんです。

-船が?
操舵手:いいえ。操舵機が早く回ったんです。ご遺族の皆さんには申し訳ありませんとした言いようがありません。

-回した瞬間に異常があったのですか?
操舵手:(沈黙)

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