【ソウル聯合ニュース】ウォン高による国際原材料価格の下落により、韓国の卸売物価が18か月連続で下落した。卸売物価が消費者物価に先行することを踏まえると、物価安は当分続く見通しだ。一方で塾・予備校代や公共料金、畜産物など生活に密接した項目は上昇傾向のため、物価上昇の実感は強まるとみられる。
 韓国銀行(中央銀行)が17日発表した3月の卸売物価指数は、前年同月比0.5%下落した。2012年10月から18か月連続で下がっている。これまでの連続下落は2001年7月~2002年8月の14か月が最長だった。 
 同行は「ウォン高・ドル安で原油や原材料価格が下がっているため」と説明した。しかし、畜産物価格や企業対消費者間取引(B2C)のサービス料金が上がり、消費者の実感とは乖離(かいり)があるとした。
 品目別にみると、工業製品が前年同月比2.0%下落した半面、農林水産品は1.0%上がった。中でも豚肉(54.5%上昇)や鶏卵(27.1%上昇)など畜産物が15.9%跳ね上がった。野菜(12.9%下落)や水産物(7.3%下落)などは下がった。
 電気・ガス・水道料金は5.5%、サービス物価も1.3%、それぞれ上昇した。

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