ウリィ銀行の支店(資料写真)=(聯合ニュース)
ウリィ銀行の支店(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】8日午後6時ごろ、韓国北部にある京畿道楊州市の墓苑に停まっていた乗用車から出火し、車内にいた韓国大手、ウリィ銀行の元東京支店長が死亡した。元支店長は不正融資疑惑をめぐり金融監督院の調査を受けていた。
 警察は元支店長が同日午後4時ごろに同道・一山の自宅を出る際、家族に遺言めいたメッセージを残した点から、自殺するため車内で火をつけたとみている。警察関係者によると墓苑には元支店長の母親の墓がある。
 元支店長は2011~13年に東京支店長を務めた後に退職し、現在は系列会社の役員を務めていた。
 金融監督院は同行のほか企業銀行(IBK)の東京支店に対しても不正融資の見返りにリベートを受け取った疑惑を調査している。不正融資と裏金づくり疑惑が発覚した最大手、国民銀行の東京支店の元支店長らは先月、起訴された。
 金融監督院は元支店長の自殺を受け、同支店に対する調査を中断し、状況を見守るとしている。
 韓国大手銀行の東京支店の不正融資疑惑をめぐっては、国民銀行東京支店で与信業務を担当していた韓国人行員が自殺するなど混乱が続いている。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0