ソウル市内のサムスン広報館=(聯合ニュース)
ソウル市内のサムスン広報館=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】サムスン電子は8日、今年1~3月期の営業利益が8兆4000億ウォン(8200億円)になる見通しだと発表した。昨年10~12月期(8兆3100億ウォン)より1.1%の増加。
 1~3月期の売上高は53兆ウォン。売上高は昨年10~12月期(59兆2800億ウォン)より10.6%減少した。
 前年同期比で売上高は0.3%増えたが、営業利益は4.3%減少した。前年1~3月期は売上高52兆8700億ウォン、営業利益8兆7800億ウォンを記録した。
 今回の営業利益見通しは、金融情報会社FNガイドが集計した25主要証券会社の推定値平均の8兆4589億ウォンとほぼ同水準。売上高推定平均は54兆6807億ウォンだった。
 昨年10~12月期の営業利益は8兆3100億ウォンで、前期(10兆1600億ウォン)より18%減少したため市場では予想外だと評価された。
 サムスン電子は昨年の7~9月期に初めて四半期別の営業利益が10兆ウォンの大台を超え、同10~12月期も10兆ウォン台を維持するとみられたが、スマートフォン(多機能携帯電話)販売の勢いが弱まり業績が悪化した。
 例年1~3月期はIT業界の閑散期に当たるため業績は容易に好転しないとみられていたが、証券会社の推定平均とほぼ同水準と善戦した。
 証券会社はサムスン電子の半導体部門の業績が当初、期待を下回る可能性もあるとしていたが、IM(IT・モバイル)部門はスマートフォンの出荷台数が予想より好調だったと分析した。
 実際、一部証券会社はサムスンの最新スマートフォン「ギャラクシーS5」が韓国で早めに発売された影響でスマートフォン部門の業績が改善したとして、サムスンの業績見通しを上方修正していた。

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