博覧会のテーマ館=(聯合ニュース)
博覧会のテーマ館=(聯合ニュース)
【莞島聯合ニュース】韓国南西部の全羅南道莞島郡が主催する「2014莞島国際海藻類類博覧会」の開幕を来週に控え、同博覧会の会場の一部が3日午後、メディアに公開された。
 今月11日から「海の中、人類の未来、海藻類に会う」というテーマで開かれる同博覧会の会場は仕上げ作業に大わらわだった。海風にあたりながら花道に沿いにテーマ館の階段を上がると、海藻類がいっぱいの莞島の真っ青な海が一目で見渡せた。

 テーマ館を中心に左ではコンブ、ワカメ、ヒジキ、ノリなど海藻類を見て触れる体験施設をつくる作業が行われていた。その周辺には世界各国の海藻類製品を見物できる海藻類企業館がある。
 テーマ館の右には、海藻類を観覧できる生態環境館、海藻類の未来産業としての価値を垣間見ることができる産業資源館、溶けない海藻類アイスクリームや海藻類ラーメンの試食ができる海藻食品体験館などがずらりと並ぶ。
 博覧会の目玉といえるテーマ館は「海藻類は生命だ」という内容で構成されていた。入り口の壁には、円形の窓のなかに海藻類を映した数々の映像がさまざまな色を発しながら上映されていた。
 テーマ館は中心部のガラスタワーに照明施設を取り付け、莞島港の夜景を演出する。博覧会が終わると、海藻類関連製品の展示、販売、輸出相談など海藻類産業を支える施設として活用する予定だ。博覧会のメーンイベント会場の延べ面積は5万2636平方メートル。
来場者は会場の海浜公園や莞島港が中心のメーン会場と、9世紀の海上貿易の先駆者、張保皐(チャン・ボゴ)の遺跡があるサブ会場を行き来しながら博覧会を楽しめる。
 また、美しい自然に恵まれる莞島郡青山島を訪れ、「スローウォーキング祝祭」を共に楽しみ、菜の花と青麦でいっぱいの島の趣を味わえる。
 博覧会事務局は今月11日から1か月間開かれる博覧会の期間中、70万人以上が訪れると予想している。博覧会の入場券50万枚が予約販売済みで、来場者数目標の達成への期待を高めている。
 莞島郡トップの金鍾植(キム・ジョンシク)郡守は「博覧会の趣旨は海藻類の大切さを広く知らせること」とした上で、「博覧会の成功も重要だが、海藻類産業を一層発展させることが博覧会を開催する真の目標」と述べた。
 博覧会は食料代替資源としての海藻類の重要性を提示し、韓国海藻類産業の高付加価値産業への転換を模索。また日本、中国など周辺国家の海藻類の需要増加に積極的に対応する。

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