【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦問題の解決に向けて活動を展開する韓国の民間団体、韓国挺身隊問題対策協議会の20年余りの歴史をまとめた本「韓国挺身隊問題対策協議会20年史」(原題)が先ごろ韓国で出版された。
 1990年11月に設立された同協議会は、慰安婦問題の解決を求め1992年1月から毎週水曜日にソウルの日本大使館前で「水曜集会」も開催している。
 本は2部構成になっており、同協議会が慰安婦問題解決に向けて国内外で展開した活動や主な成果について紹介されている。
 第1部では協議会の設立、元慰安婦の故金学順(キム・ハクスン)さんが初めて行った証言、韓国内の団体と連帯した水曜集会、国際社会や北朝鮮との協力、被害者支援など、同協議会が中心となって展開された活動についてまとめた。
 第2部では日本、ドイツ、米国などで活発に行われた在外同胞らによる活動、日本と米国で進められた慰安婦関連の訴訟の過程について詳しく説明した。
 同書の出版社側は、同協議会の努力にもかかわらず日本は加害事実も責任も認めていない上、依然として妄言を続けていると指摘した。同協議会が歩んできた道を知れば慰安婦問題をめぐる争点が歴史的にどのように変わり、新しく何をすべきかを思い悩むことになると説明した。

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