【仁川聯合ニュース】北朝鮮が31日正午過ぎ、海上の南北軍事境界線と位置付けられる北方限界線(NLL)に近い黄海で砲撃訓練を開始したことを受け、韓国軍はNLLに近い韓国領の延坪島や白ニョン島など5島の住民を各所の待避所に緊急避難させた。
 5島を管轄する仁川市甕津郡によると、海兵隊部隊は北朝鮮の訓練開始後の午後0時40分ごろ、案内放送を流し住民を待避所に避難させた。午後1時半現在、住民の大部分は付近の待避所に移動した。
 5島の児童、生徒ら500人余りも教員の指示に従い、校内や近くの待避所に避難した。
 海軍と海洋警察は同日午前10時ごろ、黄海で操業中の漁船に対し帰還命令を出した。当時40隻余りの漁船が出港していた。漁船は命令に従い付近の港湾に避難した。
 白ニョン島と延坪島行きの旅客船の運航にも支障が出ている。
 同日午前8時50分ごろ、仁川港沿岸旅客ターミナルを出港した白ニョン島行き旅客船は北朝鮮の砲撃訓練が開始されると、午後0時半ごろに予定を変更して大青島に緊急停泊した。乗客350人余りは島内の待避所に避難した。
 仁川港を午後1時出港予定だった延坪島行きの旅客船も運航を見合わせている。 

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