北朝鮮が昨年3月に公開した砲撃訓練模様=(聯合ニュース)
北朝鮮が昨年3月に公開した砲撃訓練模様=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍の合同参謀本部は31日、北朝鮮が黄海上の南北軍事境界線と位置付けられる北方限界線(NLL)に向けて発射した砲弾数十発のうち、一部がNLLを越えて韓国側の海上に落下したと発表した。
 韓国軍もNLL付近の北朝鮮側海上に向け、K9自走砲で対応射撃を実施した。韓国軍はNLLの韓国側海域に落下した北朝鮮軍の砲弾の数だけ、北朝鮮側に対応射撃する方針。
 同日正午過ぎ、NLLに近い黄海で始まった北朝鮮軍の海上射撃訓練に備え、韓国軍は陸海空軍の合同支援兵力を待機させている。陸軍と海兵隊が警戒態勢を維持しているほか、空軍の戦闘機と海軍艦艇も哨戒活動を強化している。
 NLLに近い白ニョン島住民には待避令が出された。
 北朝鮮は2010年8月にも黄海上に海岸砲117発を発射し、そのうち10発余りが白ニョン島の北方、NLLの南側1~2キロの海上に落下している。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0