【ソウル聯合ニュース】韓国海洋水産部と国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースが、海洋安全のためタッグを組む。
 同部と聯合ニュースはソウル市内で28日、海上災害に関する安全情報と生活ニュースの提供、「e-ナビゲーション」技術協力などを骨子とした「海洋災難安全分野相互協力のための協約」を締結した。
 この協約締結により、台風、海洋気象などの災害安全情報と、幅広い取材ネットワークを持つ聯合ニュースが伝えるさまざまな情報が共に提供されることで海難事故防止につながると期待される。
 双方は海洋水産部が推進するe-ナビゲーション事業により今後、陸上―海上間の通信障壁を解消し船舶に安全情報が安定的に提供されるよう協力していくことで合意した。
 e-ナビゲーションは、海洋安全のため陸上を基盤とする情報サービスが海洋にも円滑に伝わるよう海洋に情報環境を構築する事業。海上の船舶と陸上を結ぶインフラを整え、これを基にしたさまざまな海洋関連産業、コンテンツ、サービスを提供する環境を造成することを目標とする。
 李柱栄(イ・ジュヨン)同部長官は、協約締結にあたり「迅速で正確な安全情報とニュースを船舶に提供することで海洋安全を確保し、国民の幸福を醸成させる基盤が整った」と述べた。
 また、e-ナビゲーション構築のための相互技術協力は、創造経済(産業と産業、文化と産業を融合させ付加価値、雇用、成長動力を生み出す韓国の経済政策)の実現に寄与することはもちろん、海上デジタルコンテンツ産業に関する雇用創出など、政府の主要課題の解決にもつながるとした。
 聯合ニュースのソン・ヒョンスン社長は「協約締結をきっかけに国家基幹ニュース通信社として、日々重要性が高まる海洋分野でも国民の情報格差解消と知る権利を保障する役割を果たしていく」と強調した。

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