【ソウル聯合ニュース】韓国と米国の海兵隊約2000人が慶尚北道浦項市などで朝鮮半島有事を想定した大規模模擬演習を実施したことが24日、分かった。
 韓国海兵隊関係者は同日、「韓国海兵隊約500人と米第3海兵遠征軍約1500人が今月15日から23日まで浦項や大邱で初めて大規模な指揮所演習(CPX)を実施した」と明らかにした。
 同演習期間の今月16、22、23日には、北朝鮮が短距離ロケット砲計71発を発射している。
 今回の演習には沖縄に駐留する米第3海兵遠征軍のジョン・ウィスラー中将ら指揮官や参謀も参加。韓国海兵隊からは李永柱(イ・ヨンジュ)司令官をはじめ多数の幹部が出席した。米第3海兵遠征軍は、朝鮮半島有事の際、最初に展開する米軍戦力。
 演習では朝鮮半島で発生し得るさまざまな状況を想定し、兵力と装備を迅速に展開する訓練が行われた。
 韓国海兵隊によると、両軍指揮官らが出席しCPXを実施したのは今回が初めて。
 李司令官は「韓国海兵隊が主導的な役割を果たし、両国海兵隊のチームワークや戦闘遂行能力をさらに高めるきっかけになった」と評価した。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0