【瀋陽聯合ニュース】日本と北朝鮮による赤十字会談に合わせ双方の外務省課長による非公式協議が20日、中国・瀋陽で開かれ、2012年11月から中断している局長級協議を再開することで合意した。日本外務省の小野啓一北東アジア課長が赤十字会談終了後の記者会見で明らかにした。
 会談の日程など具体的な事項は今後、北京の両国大使館を通じて調整する。
 小野課長は赤十字会談の北朝鮮代表団として現地入りした外務省の劉成日(リュ・ソンイル)課長と19日から2日間にわたり非公式協議を行った。
 北朝鮮側首席代表の朝鮮赤十字会の李虎林(リ・ホリム)書記長は同日の会談後の記者会見で「非常に建設的で有益な会談だった」と評価。終戦前後に北朝鮮で亡くなった日本人の遺骨収集問題については「協議を継続し対策を用意することで合意した」と明らかにした。
 日朝代表団の会談は瀋陽市内のホテルで19日午後3時(現地時間)から同10時まで行われ、20日は午前8時半から9時40分まで実施された。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0