【義城聯合ニュース】韓国南東部の慶尚北道・義城警察署は18日、在日韓国人の女性2人が感謝の手紙を送ってきたことを明らかにした。
 同署によると、韓国語が話せない2人は9日、義城郡内の交番を訪問した。警察官はスマートフォン(多機能携帯電話)の翻訳アプリを使い、2人と意思疎通を図った。警察官は2人が植民地時代に日本に渡った祖父がかつて住んでいた家を探していることを確認。道に迷うなどの恐れがあり、パトカーで祖父の旧住所地まで送り届けた。住所地は空き地になっており、2人は祖父を追悼し、写真撮影を行った。
 2人は日本に戻ってから交番に手紙を送付。「在日3世の私たちは日本で生まれ育ち、言葉も話せませんが、韓国の先祖については聞いて育だちましたので、死ぬまでに一度ルーツをたどりたいと思いました」といい、「皆さんの温かい人情に触れ、感激しました」と感謝の思いをつづった。

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