セヌリ党の黄代表=(聯合ニュース)
セヌリ党の黄代表=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国与党セヌリ党の黄祐呂(ファン・ウヨ)代表は13日、菅義偉官房長官が前日に慰安婦問題の旧日本軍による強制性を否定したことを激しく批判した。
 黄代表は党の幹部会議で「日本政府の報道官が昨日、また軍による慰安婦への関与を見直そうとする安倍政権の立場をあらためて示す厚顔無恥で世界中の怒りを買っている」と述べた。
 また「慰安婦被害者は55人しか存命していない。被害者が亡くならないうちに、この蛮行が繰り返さないよう慰安婦問題の実態を世界中に知らせるべき」と力をこめた。
 黄代表は、慰安婦関連資料の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界記憶遺産登録を推進する計画への支持を表明。韓国政府は韓国や中国、東南アジアに分散している慰安婦関連の記録を調査し、2017年の世界記憶遺産登録に向け、2015年に申請する方針だ。
 菅官房長官は12日の記者会見で、従軍慰安婦制度への旧日本軍の関与を認めた河野洋平官房長官談話を検証する立場をあらためて示した。

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