【ニューヨーク聯合ニュース】国連は11日(現地時間)、北朝鮮唯一の民営航空会社とされる高麗航空が、実際は北朝鮮空軍所属だと明らかにした。
 このため、国連は高麗航空に対する財政・技術支援は国連が定めた北朝鮮に対する「武器輸出禁止」条項に抵触する可能性があると指摘した。
 国連は同日、インターネット上で公開した年例報告書で「高麗航空所属の航空機と乗務員は北朝鮮空軍所属で、高麗航空が実質的に国家によって統制・管理されている」とした。
 また、報告書は国連が取引を禁止している北朝鮮の「ぜいたく品」密輸の現状についても言及。北朝鮮が今年初めにオープンさせた東部・元山近郊の馬息嶺スキー場で使用されているイタリア製の重装備除雪車両が製造国を通さず不法に流入した可能性があると説明した。
 イタリアもこの車両について、イタリア政府が規定したぜいたく品に該当すると述べた。その上で、第三国の流通業者を通じて輸入されたとの見解を示した。
 

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