ウリィ銀行東京支店の裏金作りに関わったとされる行員は現在、子会社の役員になっている。企業銀行東京支店の裏金は行員が不動産の購入のために私的に使っていたことが判明した。
韓国の金融関係者によれば、ウリィ銀行と企業銀行の東京支店の700億ウォン台に及ぶ不正融資の一部は韓国内に流入したとされる。両行の一部の行員が自身の年俸をはるかに上回る金額を韓国内に送金していたという。
韓国内に入ってきた金額は、最大60億ウォンとされる。金融当局は裏金として使われた金額と、使途などについて調べている。
国民銀行東京支店の不正融資事件以降、各行が調査を行った結果、ウリィ銀行と企業銀行の東京支店でもそれぞれ600億ウォン台、100億ウォン台の不正融資が発覚している。
問題は裏金作りの関係者と裏金の使い道だ。
ウリィ銀行の場合、当時東京支店で裏金作りに関与したとされる行員は、現在同行の子会社の役員に昇進した。企業銀行は元東京支店行員の一部が裏金作りに関わっていたとされ、そのうちの一人は裏金を使って韓国でビルを購入し、教会を運営していることが分かった。
韓国系銀行の東京支店の不正が深刻であることから、金融当局は企業銀行とウリィ銀行だけでなく、現地に進出した新韓銀行などすべての銀行を対象に調査範囲を拡大する予定だ。日本の金融庁関係者と秘密裏に協議を行い、緊密に協力することにしたという。
韓国の金融監督院は昨年12月、国民銀行東京支店の不正融資事件が裏金作り疑惑に発展したため日本の金融庁と共同調査を始めたが、同行の行員が自殺したことなどから調査を中断。今年1月中旬から再調査を行っている。
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