対馬から盗まれた2体の仏像=(聯合ニュース)
対馬から盗まれた2体の仏像=(聯合ニュース)
【大田聯合ニュース】長崎県対馬市の寺社から盗んだ仏像を韓国に持ち込んだ窃盗グループ9人のうち、逃亡していた最後の1人が検挙された。
韓国の大田地方警察庁は6日、長崎県対馬市の寺社から仏像を盗み韓国に持ち込んだとして、文化財保護法違反などの容疑で新たに60代の男の身柄を拘束したと発表した。
男は他の実行犯らと共に2012年10月に対馬市の海神神社に保管されていた日本の重要文化財「銅造如来立像」と同市の観音寺の長崎県指定有形文化財「観世音菩薩坐像」を盗んだ疑いが持たれている。男は海神神社に侵入し、文化財を盗みだす役割をしたとされる。
警察は男を逮捕する過程で窃盗団が犯行を計画する際に使用した帳簿を入手したと明らかにした。
リーダー格の男が作成したとされる横15センチ、縦22センチの帳簿には、男が日本を往来したりインターネットで検索したりして調べた福島県などの神社8か所や寺院184か所の所在地が記載されている。
逮捕された男は警察の調べに対し、「リーダー格の男が、裁判で私のことを総責任者にしようとしているようだったので、もし警察に捕まっても悔しい思いをさせられることのないように帳簿を保管してきた」と話した。

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