【春川聯合ニュース】2018年に平昌冬季五輪が開催される韓国の江原道と同五輪組織委員会は27日、競技場などのインフラ建設の進捗(しんちょく)状況を点検する会議を開き、競技場施設が16年10月に完工すると発表した。
 総工費は6993億ウォン(約670億円)で、アルペンスキーなどが行われる雪上競技場2か所や、スピードスケートやショートトラックなどのスケート競技場4か所の計6か所が新設される。スノーボードやカーリングの会場は既存のものが拡充される。
 交通インフラの面では幹線開通や競技場へのアクセス網拡充など計22区間に1兆2898億ウォンを投じ、17年の完工を目指す。交通網の拡充により道路状況の改善や地域経済の活性化を促し、五輪開催後も持続的な地域発展に活用できるようにする。
 そのほか五輪後の競技場施設の管理に向けた国民体育振興公団の設立などを盛り込んだ五輪支援特別法の改正をはじめ、五輪準備組織の人員を現在の86人から207人に拡大する計画なども積極的に推進する。
 金振ソン(キム・ジンソン)組織委員長は「予算を節約し大会後にも活用できるような競技場などを建設する。韓国らしく、平昌らしい大会を開催する」と述べた。

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