【北京聯合ニュース】「東海」と「日本海」を併記する動きが米国などで広まりを見せる中、中国政府が内部的に東海併記問題を検討する用意があるとの立場を示唆したと伝えられ、注目が集まっている。
 中国・上海東華大の韓国人教授、禹守根(ウ・スグン)氏は26日、中国政府当局者の話として、韓国政府の公式要請があれば中国政府内で東海表記問題を検討するとのムードが出てきていると伝えた。
 禹教授は、南京大虐殺や旧日本軍慰安婦問題などの侵略の歴史を否定する日本の歴史認識を正すべきとの動きが強まる中で、中国政府が東海や独島に対する従来の立場を変える可能性があることを示唆したものと分析した。
 中国政府の公認の地図では朝鮮半島東側海域を「日本海」と表記している。
 中国外務省は25日、日本の独島領有権主張に関連し、日本が隣国と繰り広げる領土紛争問題はすべて日本の侵略戦争と植民地統治の歴史と密接に関係すると指摘。日本と周辺国との領土紛争は個別の問題ではなく、侵略戦争を反省しない日本の歴史歪曲(わいきょく)と関連していると強調することで、韓国などとの共同対応の可能性を示唆したとの見方も出ていた。

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