【ソウル聯合ニュース】韓国の鄭ホン原(チョン・ホンウォン)首相が20日、冬季五輪が開催されているロシア・ソチに向け出国した。
 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長やロシアのメドベージェフ首相と相次いで会談する。閉幕式に出席した後、24日に帰国する予定。
 当初、ソチ訪問の予定はなかったが、各国が活発に「五輪外交」を展開する中、韓国の影響力低下を懸念する声が高まり、急きょ訪問を決めた。
 開幕式には安倍晋三首相や中国の習近平国家主席が出席しており、18年の平昌冬季五輪開催国としても鄭首相が出席して「格」を合わせるべきだという指摘が出ていた。
 21日にはバッハ会長と会談し、政府として平昌冬季五輪を積極的に支援していく考えを伝える方針だ。
 メドベージェフ首相との会談では両国間のスポーツ交流拡大を話し合う。また、北朝鮮北東部の経済特区、羅先の羅津港とロシア極東沿海地方のハサンを結ぶロ朝物流協力事業への韓国政府としての協力策も話し合われる見通し。

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