【ソウル聯合ニュース】韓国のアシアナ航空が6日発表した昨年の連結決算は、営業損益が112億ウォン(約10億5500万円)の赤字となった。赤字転落は2009年以来4年ぶりで、1794億ウォンの営業利益を計上した前年に比べると、1906億ウォンの減少となる。
 売上高は5兆7235億ウォンで前年比2.8%減った。前年に625億ウォンの純利益だった当期純損益は、昨年1147億ウォンの純損失を計上した。
 昨年は経営環境の悪化に伴い、旅客と貨物部門がそろって苦戦した。旅客は中国と東南アジア路線が好調だったものの、円安と両国関係の冷え込みで日本路線が5.5%減少した。貨物も世界景気の回復が遅れ、取扱量が全般的に減少した。
 アシアナ航空は今年、売上高6兆ウォン、営業利益1800億ウォンの達成を目標に掲げた。
 一方、大韓航空も先ごろ、昨年は5年ぶりの赤字で176億ウォンの営業損失を計上したと発表した。売上高は前年比4.0%減の11兆8504億ウォンだった。

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