【ソウル聯合ニュース】初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した韓国の独立運動家、安重根(アン・ジュングン)について研究を行っている韓国と中国の学者が、安重根の功績や遺骨発掘に関する研究の傾向などを盛り込んだ研究書を発刊した。
 安重根が殉死した中国・大連市にある旅順日露刑務所遺跡博物館でそれぞれ陳列研究部主任と研究員を務める国際安重根記念協会大連分会の潘茂忠副会長と大連外国語大韓国語科の金月培(キム・ウォルベ)教授が、これまでの研究結果を韓国語と中国語でまとめ一冊の本にした。
 本には義兵隊長、教育者、思想家だった安重根の一生と思想、40人以上が独立運動に身を投じた一族に関する紹介、遺骨発掘に関する最近の研究の流れについて書かれている。
 また、処刑当時に通訳を務めた園木末喜が作成した報告書や新聞の報道、旅順刑務所の記録、現場調査などを通じて、安重根の遺骨の埋葬場所も推定した。

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