【ソウル聯合ニュース】韓国の世界キムチ研究所が2日発表した資料によると、韓国の昨年のキムチ輸出は前年比16.3%減の8928万ドル(約91億2000万円、2万5631トン)で、キムチの輸入は同5.9%増の1億1743万ドル(22万トン)だった。キムチの貿易赤字は前年比565%増の2815万ドルに膨らんだ。
 中国産キムチの輸入が増えた上、最大の輸出国である日本での販売不振が響いた。円安や韓日関係の悪化で日本での韓国産キムチの売り上げに影響が出ていると分析される。
 韓国産キムチの輸入国は昨年末現在、60カ国・地域で、2010年と比べ6カ国・地域増えた。対日輸出依存度は10年の84.2%から昨年は73.8%に低下した。
 オランダと米国向け輸出が前年比それぞれ37.1%、27.7%増加するなど輸出の多角化は進んでいるが、日本の比率は圧倒的に高い。
 業界はキムチの貿易赤字改善に向けて、日本依存からの脱却や製品の差別化や品質向上、海外向けマーケティングの支援などの必要性を説く。

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