【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は29日、「軍事的敵対行為は北南関係の根本的改善を妨げる障害だ」として、韓国政府に2月末から予定されている韓米合同軍事演習の中止を改めて要求した。
 同紙は同日、北朝鮮は民族の安全と平和保障を妨害する軍事行動は決して行わないとした上で、韓国政府は今月16日に国防委員会が発表した「重大提案」に応えるべきだと主張した。
 北朝鮮の国防委員会はこの重大提案で、南北関係改善が北朝鮮の立場だと表明し、南北双方が誹謗(ひぼう)中傷や軍事的敵対行為を全面中断することを提案した。
 一方、韓国政府は朝鮮戦争で生き別れになった南北離散家族の再会行事を来月開催するための実務協議を29日に行うことを北朝鮮に呼び掛けたが、北朝鮮から回答を得られず中止になった。
 北朝鮮の韓米合同軍事演習中止を求める主張は、実務協議開催に応じない中で提起されたため、関連に注目が集まる。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0