【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮赤十字会中央委員会は24日、大韓赤十字社宛ての通知文を送り、朝鮮戦争で生き別れになった離散家族の再会行事開催を提案した。北朝鮮の朝鮮中央通信が報じた。
 通知文は「再会行事はすでに北南の赤十字が合意した通り金剛山で行われる」とした上で、日程に関しては「準備期間を考慮し、旧正月(今年は1月31日)が過ぎて天候が少し和らぎ韓国側が便利な時期に決めるのがよいだろう」としている。
 韓国政府も北朝鮮が同日午後6時半ごろ、板門店の連絡官ルートを通じ大韓赤十字社総裁宛ての通知文を送ったと明らかにした。 
 通知文では「昨年推進されていた離散した家族、親戚の再会が、対話の相手を尊重せずに関係改善の雰囲気をむやみに悪化させる南側のかんばしくない処置により中断されたが、人道主義的事業の推進を通じて民族分裂の痛みを多少でも減らそうとする共和国(北朝鮮)の立場は始終一貫している」と主張。離散家族再会事業の中断の責任が韓国側にあるとしている。
 また、北朝鮮の国防委員会が互いに敵対行為や中傷を中止するよう提案した「重大提案」と24日発表した「公開書簡」について、「これ以上手をこまねいて傍観していることができない国土の両断と民族分裂の悲劇的歴史に終止符を打ち、祖国統一の新しい転機を作ろうとする最高首脳部の愛国と民族愛の決断と、崇高な責任感がそのまま反映されている」と主張した。

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