【ソウル聯合ニュース】LGディスプレーが23日に発表した昨年の連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年比27.5%増の1兆1633億ウォン(約1130億円)、売上高が同8.1%減の27兆330億ウォンとなった。年間営業利益が1兆ウォンを超えたのは3年ぶり。
 一方、昨年10~12月期の営業利益は2569億ウォンで前四半期比34.0%減。売上高は7兆790億ウォンで同7.6%増加した。
 同社は10~12月期に売上高が増加した理由として年末商戦や中国市場でのテレビ販売台数増加、中小型パネルの出荷量増加などを挙げた。その一方で営業利益が減少したのはテレビ用パネルの価格下落が続いているためと説明した。当期純利益は708億ウォン。
 液晶パネル(LCD)の販売量は面積ベースで958万平方メートルと前四半期に比べ9%増加した。製品別の売上高の割合はテレビ用が37%、タブレット端末用が20%、モニター用が17%、モバイル用が15%、ノートパソコン用が11%だった。
 同社の韓相範(ハン・サンボム)社長は「3Dなどの技術コストの差別化で前年より年間営業利益が増加した。今年は4Kテレビや有機ELテレビ事業を積極的に展開し、商業用・自動車用ディスプレーなど新市場獲得に乗り出す」とコメントした。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0