【ソウル聯合ニュース】大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は23日、リビアで武装グループに拉致された同社職員が勤務していたトリポリ貿易館を閉鎖せず維持する方針を固めた。
 KOTRAは、トリポリ貿易館の韓碩佑(ハン・ソクウ)館長が武装グループに拉致された事件を受け、閉鎖する方向で検討を進めていた。韓館長の後任選びが難航すると予想される上、後任が決まったとしても正常な業務遂行が事実上不可能だと判断したためだ。
 しかし、韓国企業がリビアで多数のプロジェクトに参加している上、企業の現地進出や輸出商談が増加傾向にあることを考慮し、貿易館を維持させる方針を固めた。
 リビアには建設会社を中心に20社余りの韓国企業が進出している。KOTRAは事態収拾後に韓館長の意見を参考に貿易館の運営策を講じる計画だ。
 韓館長は19日午後(現地時間)、勤務を終えて車で帰宅途中、首都トリポリ市内で銃を持った4人組に拉致されたが、22日にリビアの保安当局により無事救出された。

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