【ソウル聯合ニュース】韓国の玄オ錫(ヒョン・オソク)経済副首相(企画財政部長官)は23日、米国の量的緩和縮小などで不確実性が拡大しないよう管理していく必要があるとの認識を示した。
 玄副首相は同日、政府ソウル庁舎で対外経済閣僚会議を主宰し、「米国の量的緩和縮小、北朝鮮および北東アジア対立のリスクが深まる中、発生し得る国際金融の不確実性拡大が国内に影響しないよう格別の注意が必要だ」と述べた。
 また、今年の世界経済は先進国の景気改善が追い風となって回復傾向が続くが、資本流出に弱い新興国は成長が鈍化するなど厳しい状況に直面するだろうと見通した。
 だが、米国とユーロ圏の景気持ち直しが韓国に新たな輸出のチャンスをもたらすと期待した。
 2014年の対外経済政策の中核課題として▲企業の対外競争力強化▲トップセールスと通商協力の拡大▲金融セーフティーネット構築――などを挙げた。 
 玄副首相は、韓国経済の鍵となる企業の対外競争力を強化すべきだとした上で、「世界経済の景気回復で拍車がかかるグローバル競争と円安に備えなければならない」と強調した。

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