【ダボス聯合ニュース】スイス・ダボスで開かれた世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)に出席した韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は22日(現地時間)、現地でグローバル企業の最高経営責任者(CEO)と会談し、積極的な「トップセールス」を行った。 
朴大統領は同日、ダボスで米無線通信技術大手クアルコムのジェイコブス会長、世界最大手の石油会社であるサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコのアルファレCEO、ドイツの電機大手シーメンスのケーザーCEOに相次いで会った。 
ダボス会議での基調演説後、休む間もなく続いた会談で、朴大統領は韓国とのビジネス協力の必要性を強調する一方、投資に適した国としての韓国を紹介し、投資拡大を要請した。
朴大統領は韓米財界会の米国側委員長でもあるクアルコムのジェイコブス会長との会談の席で、財界会レベルでの投資拡大について議論し、韓国政府の経済政策および基調に対する理解と支持を求めた。
またクアルコムの韓国に対する投資拡大や、情報通信技術(ICT)分野で韓米が協力するための米財界の努力を要請した。 
サウジアラムコのアルファレCEOとは、韓国への安定的な原油の供給について協議し、韓国が推進している「北東アジアオイルハブ事業」の中で、サウジアラムコが投資に参加した点を評価した後、同社の直接的な事業参加など、さらなる投資拡大を要請した。 
シーメンスのケーザーCEOとの会談では、昨年シーメンスが1300億ウォン(約127億円)を投資して524人の雇用をもたらすエネルギーソリューション部門のアジア太平洋地域本部を韓国に設置することを決めたことを評価し、今後の持続的な投資を求めた 
またシーメンスが石油・ガス探査に関心を持つことから、韓国が強みを持つ海洋プラント分野への積極的な投資と、協力の必要性を強調したと韓国青瓦台(大統領府)は伝えた。 
青瓦台は同日、朴大統領のCEOらとの会談について、「単純に量的な投資誘致ではなく、質的投資およびIT、エネルギー、海洋プラントなど、今後の韓国の経済発展に合った投資誘致に焦点を置いた」と伝えた。

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