【ソウル聯合ニュース】韓国貿易協会国際貿易研究院が22日に発表した報告書によると、2012年に韓国が世界市場でシェア首位を獲得した製品は64品目で、2011年から3品目増えた。ランクは15位から14位に上昇した。
 1位は中国で1485品目。次いで、ドイツ(703品目)、米国(603品目)、日本(231品目)、イタリア(228品目)の順だった。
 韓国が1位の品目を業種別にみると、化学製品が20品目で最も多く、鉄鋼が10品目、電子機械と繊維がそれぞれ7品目、輸送機械と鉱産物がそれぞれ3品目、農産物と水産物がそれぞれ2品目。化学製品は2008年以降、増え続けているが輸送機械、鉄鋼、繊維製品は減少傾向にある。
 軽工業製品を中心に低価格攻勢をかけていた中国が重化学工業でも急成長を続け、韓国が競争力を持つ品目で追い上げており、対策が必要だとの指摘も出ている。
 韓国の世界シェア首位の品目数は2010年が64品目、2011年が60品目、2012年が64品目と横ばい状態だが、中国は2010年の1351品目から2011年は1417品目、2012年は1485品目と増加している。
 2012年にシェア首位から転落した韓国製品は13品目。このうち6品目は中国に首位を奪われた。現在、首位を維持している品目のうち7品目は中国との差が5ポイント未満で、安心できない状態だ。

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