サムスンのテレビ(資料写真)=(聯合ニュース)
サムスンのテレビ(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】サムスン電子が世界テレビ市場でトップシェアを維持したことが22日、分かった。関連業界によると、同社の昨年の世界テレビ販売台数は約4900万台で8年連続のシェア世界一となった。
 同社関係者は「10~12月期まで業績が好調だった。5000万台には届かなかったが、近い水準まで業績を伸ばした」と説明した。
 米調査会社のディスプレーサーチによると、昨年1~9月期のサムスンのテレビ販売台数は3230万台。サムスンの消費者家電(CE)担当の尹富根(ユン・ブグン)社長は今月中旬、米ラスベガスで開催された家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で、10~12月期のテレビ販売台数は1500万台に上ったと明らかにしていた。昨年のテレビ販売台数は前年比で4~5%増加したとみられる。
 テレビ市場は世界景気低迷などの影響で過去2年間、不振が続いている。昨年のテレビ販売台数は2億2700万台となり、前年比で2.2%減少した。2012年は6.4%減となっていた。
 サムスンは今年の販売目標を5000万~6000万台に設定した。今年はソチ冬季五輪やサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会などが行われる予定で、フルハイビジョンの約4倍の解像度を持つ4Kテレビの市場攻略に乗り出す方針だ。昨年7~9月期の4Kテレビ市場のシェアはソニーが23.4%で首位。サムスンは10.1%となり、中国のスカイワース(17.9%)、TCL(11.3%)に次ぐ4位にとどまっている。
 サムスンは4Kテレビ市場で出遅れたが、欧州では進出から3か月でシェア1位を獲得。北米などの地域でも今年1~3月期は首位に浮上すると見込んでいる。 

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