【世宗、扶安聯合ニュース】韓国南西部・全羅北道の高敞郡と扶安郡のカモ農家で毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8型)が検出されたのに続き、同道の井邑市古阜面のカモ農場でも21日、感染の疑いが防疫当局に報告された。
 高敞郡と扶安郡は野生のトモエガモが冬を過ごすトンリム貯水池の西側にあるのに対し、古阜面は北東側にあることから、この貯水池のカモが高敞と扶安だけでなく行動半径全域に鳥インフルエンザウイルスをばらまいたとみられる。トモエガモは昨年12月に同貯水池などに飛来し、1日の行動半径は30~40キロに達する。
 このため、防疫当局はこれまでの「包囲網型防疫」の全面的な見直しをはじめとする防疫対策の調整を迫られることになった。

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