【ソウル聯合ニュース】韓国完成車業界の昨年の対米輸出額が過去最高を記録したことが14日、分かった。海外現地工場での生産量は年々増えているが、高級大型車の輸出が増加したためとみられる。
 韓国自動車産業協会などによると、昨年の完成車メーカーの米市場への輸出額は120億ドル(1兆2400億円)を超えたと推計される。
 昨年1~11月の輸出額は約110億1000万ドルで、2012年の年間輸出額を超えたほか、過去最高を記録した。
 現代・起亜自動車を中心に、国内完成車メーカーが高価格の大型車輸出で目立った成果を上げたためと分析された。
 実際に昨年、現代自動車と傘下の起亜自動車は大型車の販売が好調だった。米国で現代は大型セダン「グレンジャー」や「ジェネシス」、「エクウス」を販売し、起亜は「K7」を発売した。
 これら4車種の昨年の米市場販売台数は4万3229台で、2012年より23.2%増加した。
 両社の輸出および海外生産分を合わせた米市場全体の販売台数に占める大型車(準大型含む)クラスの割合は、2012年の2.78%から昨年は3.44%に上昇した。
 ここ数年間、現代・起亜自動車は「アバンテ」や「ソナタ」など、小型・中型車種を中心に韓国からの輸出台数を上回るスピードで米現地工場の生産台数を増加させてきた。
 しかし、世界の有力メーカーに劣らない技術力で高級大型車市場を集中攻略し、韓国で生産された大型セダンが米市場で高い評価を受けた。その結果、輸出額増加に大きく伸びたと言える。
 現代・起亜自動車は今年も米大型車市場攻略を加速化させる計画だ。
 13日(現地時間)に米デトロイトで開幕した北米国際自動車ショーでも、新型ジェネシスを初公開し注目を集めた。

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